ブレインストーミングとはチームやグループ内で1つのテーマに対して、お互いに意見やアイデアを出し合い、アイデア同士の相互反応や連鎖反応を誘発させる技法です。
米国のA・F・オズボーン氏が考案した手法で、参加者は自由奔放な発想を出し合い、お互いの脳を刺激し合って、より独創的なアイデアを生み出すことを目的としています。
今回はこのブレインストーミングの基本的なやり方をお伝えします。
基本原則
質より量
ブレインストーミングではとにかく発言が重要です。
内容が正しいかどうかよりも、思いついたら我先に発言しましょう。
ここでは”良い”アイデアではなく、いろんな方向からのアイデアが重視されます。
他人のアイデアに便乗OK
他人のアイデアに便乗しても大丈夫です。
誰かのアイデアへの便乗が、さらに誰かにひらめきを与えるかも知れません。
むしろ率先して便乗していきましょう。
アイデアに対する批判NG
どんなアイデアに対しても批判や評価、コメントをしてはいけません。
新しいものを生み出したいのであれば、それが常識に当てはまっているかどうかを評価しても意味がありません。
思い込みを捨てる
このアイデアは批判されるかも知れない、このアイデアは常識的じゃないなど、ふつうの枠にとらわれないようにしましょう。
常識的ではない奇抜なアイデアほど、誰かに刺さるアイデアになる可能性があります。
テーマから離れすぎないように気をつけつつ、自由奔放なアイデア出しをしましょう。
また、実現可能かどうかなど、現実的な思い込みを捨ててアイデアを出しましょう。
アイデアの整理
ブレインストーミングが終わったからといってそこで終わりではありません。
そこから出たアイデアをまとめる必要があります。
KJ法
膨大かつ多種多様な情報をカードにまとめて、それぞれをグループ化することで情報をまとめる手法です。
KJ法は以下の4つのステップによって進められます。
・カードへの記入
・グルーピング
・並び替え
・文章化
グルーピングではアイデアの意味や文脈が近しいものをグループ化していき、それぞれのグループにタイトルをつけます。
そしてそれらを再度グルーピングし、大きなグループを作っていきましょう。
コメント